1981年6月2日に旧イギリス総領事館の敷地に開館した横浜開港資料館は、日英関係のつながりを示す歴史資料を積極的に収集してきました。
開館40周年を迎える今年、江戸時代の日英の歴史的関係を2期に分けて探る、本格的な展示を2021年7月17日(土)~11月7日(日)まで開催します。
以下、このイベントの詳細についてまとめました。
「開国前後の日本とイギリス」について
展示の見どころ
イギリス人がみた日本の様相と日本人が見たイギリスの姿を貴重な資料から紹介します。
- 日本人絵師がイギリス人を描いた貴重な肉筆画を公開
江戸時代末期に来日したイギリス人を、日本人絵師が描いた珍しい肉筆画(画家が自筆で描いた絵画)を公開します。
いずれもこれまで公開する機会がほとんどなかった、きわめて稀な資料です。 - イギリスに残されていた知られざる歴史資料を初公開
元治元年12月28日(1865年1月25日)に横浜に着任したイギリス外交官・法律家のヒラム・ショー・ウィルキンソンの資料が北アイルランド公文書館に残されていたことが、本展の準備調査で明らかになりました。
今回は、ウィルキンソンが日本への船旅で参照した「タイムテーブル」(P&O汽船)や、明治時代はじめの日本各地を写した古写真等を初公開します(パネル展示)。
関連イベント:企画展関連講座 「開国前後の日本とイギリス」
江戸時代終わり(1830年代~1868年)の日本とイギリスの関係について、展示の内容に沿って、画像もまじえてわかりやすく紹介します。
- 日時:2021年8月21日(土) 14:00~15:30(受付開始13:30~)
- 会場:横浜開港資料館 講堂
- 講師:吉﨑 雅規(当館調査研究員)
- 定員:40人
- 参加費:500円
- 申込方法:「Webサイト」または「往復はがき」(申込1件につき、1人のみ)
開催概要
- 会期 :2021年7月17日(土)~11月7日(日)
- 開館時間 :午前9時30分~午後5時(券売は午後4時30分まで)
- 観覧料 :一般300円、小・中学生・横浜市内在住65歳以上150円
- 休館日 :月曜日(ただし、8月9日、9月20日は開館)、8月10日(火)、9月21日(火)
- 総展示点数:約70点
- 住所:神奈川県横浜市中区日本大通3
- アクセス:みなとみらい線「日本大通り」駅3番出口〜徒歩2分
「横浜開港資料館」公式サイト
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