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【神奈川県】今年の海の家は「完全予約制」!?〜厳しい対策案も今年はやむをえず

2020年5月25日発表の朝日新聞記事によると、神奈川県は海の家の設置者団体に対して「完全予約制」にするよう指針案を示したということです。
この厳しすぎる県の方針内容に、事業者からは大きな批判も出ているようです。
以下、詳細内容を調べました。

朝日新聞記事の詳細

「海の家は完全予約制」 神奈川、事業者に厳しい指針案

今夏の海水浴場の開設をめぐり、神奈川県が県内13市町と各海水浴場の設置者団体に対し、「海の家の利用は完全予約制に」などとする海水浴場運営ガイドライン(指針)案を示したことがわかった。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためだが、事業者にとっては厳しい内容。
「開設をあきらめさせるための指針案だ」との声も出ている。

県生活衛生課によると、指針案は21日、自治体や各団体の担当者が集まった会議で示した。
海の家の事業者に求めることとしては、「完全予約制」のほか、

・イベント中止
・いすやテーブルの間隔を広くする
・施設がすいている時間を公表し、店頭に空席状況を掲示

などを列挙。
海水浴場開設者には、

・砂浜に一定間隔で目印を設置するなど、人との間隔(できるだけ2メートル、最低1メートル)を確保する策を講じる
・ライフセーバー用にフェースシールドやマスクを用意
・施設への勧誘は行わない

――などの事項の順守を求めている。

同課の担当者は「例年通りの人出なら、海水浴場は『3密』が避けられない。
県としては海水浴場の開設は難しいと考えている」とし、「開設するのであれば完全に守り続けてほしい防止策を示した」と指針案の狙いを説明する。

他府県にも参考にする素案がなく、県独自に専門家の意見も聞いてまとめたという。

21日の会議では、出席者から「順守状況を誰が確認するのか」「実効性をどう持たせるのか」などの質問が出たが、会議自体は1時間足らずで淡々と終わったという。

引用:朝日新聞

 

という記事内容ですが、事業者はどのような方策を行えばいいか、具体的な内容には一切触れていません。

「順守状況を誰が確認するのか」
「実効性をどう持たせるのか」
についての質問はスルーだったということですが、一番肝心なここが具体的でないと、対策としては不十分な気がします。

予約システムや管理は海の家が行うの?(多分無理)
管理の監視は誰が行うの?(県が監視?人員や費用は?)
できなかった場合の罰則規定は?

など、この指針案にも問題が多いように感じます。

 

完全予約制に、ネットでの反応は

 

「開設をあきらめさせるための指針案だ」という声があるようですが、
「開設は控えろ、やるならそれなりの覚悟を持て」というのが行政側の本音ではないでしょうか。

他県では、すでに今年のビーチ開設を断念したところもあるようです。

例年の混雑ぶりを考えると、利用者も「今年は仕方がないな」という気持ちではないでしょうか。
宣言解除がほぼ決まりましたが、再自粛を避けるためにも、利用者も事業者も、感染への慎重さは失わないようにしたいです。

 

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