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厚生労働省、米国モデルナ製ワクチンを特例承認〜横浜市は6月から接種を開始

2021年5月21日(金)、厚生労働省は、米国モデルナ社と、英国アストラゼネカ社の新型コロナウイルスワクチンの製造販売を特例承認しました。
これを受けて横浜市では2021年6月から7月末まで、大規模会場でのワクチン接種を実施予定です。この接種で使用されるワクチンは、モデルナ社製のワクチン。
この新たに承認されたモデルナ社製ワクチンについての現在の情報をまとめました。

「モデルナ製ワクチン」について

接種方法

1回目の接種後、通常4週間の間隔で2回目の接種を受けます。
1回目に本ワクチンを接種した場合は、2回目も必ず本ワクチンの接種を受けます。
18歳以上は接種が努力義務となりますが、妊婦は除外されます。

 

有効性について

新型コロナウイルス感染症の発症を予防します。
ワクチンを受けた人は受けていない人よりも、新型コロナウイルス感染症を発症した人が少ないということが分かっています。
ワクチンの接種で十分な免疫が確認されるのは、2回目の接種を受けてから14日以降です。
モデルナ製ワクチンは、新型コロナの発症を防ぐ有効性が94.1%であり、米ファイザー製と同等の有効性が確認されています。

 

安全性(副作用)について

モデルナ製ワクチンの副反応は、ファイザー社のワクチンと大きな差はないとされています。
主な副反応は、注射した部分の痛み、頭痛、関節や筋肉の痛み、疲労、寒気、発熱等があります。
また、まれに起こる重大な副反応として、ショックやアナフィラキシーがあります。
厚生労働省では、日本人での副反応の発生頻度を見るため、自衛隊員約1万人を対象に5月24日以降、32の施設で健康調査を実施して行く予定です。

健康被害が生じた時は…

万が一、ワクチンの接種によって健康被害が生じた場合には、国による予防接種健康被害救済制度があります。
詳しくは下記のホームページをご覧ください。

接種に注意が必要な人

下記にあてはまる方は、ワクチンの接種ができないか、注意が必要です。

接種できない人

  • 明らかに発熱している人(37.5℃以上)
  • 重い急性疾患にかかっている人
  • ワクチンの成分に対し重度の過敏症(アナフィラキシーを疑わせる複数の症状)の既往歴のある人
  • 上記以外で、予防接種を受けることが不適当な状態にある人

注意が必要な人

  • 抗凝固療法を受けている人、血小板減少症または凝固障害(血友病など)のある人
  • 過去に免疫不全の診断を受けた人、近親者に先天性免疫不全症の方がいる人
  • 心臓、腎臓、肝臓、血液疾患や発育障害などの基礎疾患のある人
  • 過去に予防接種を受けて、接種後2日以内に発熱や全身性の発疹などのアレルギーが疑われる症状がでた人
  • 過去にけいれんを起こしたことがある人
  • ワクチンの成分に対して、アレルギーが起こるおそれがある人

 

「武田/モデルナ社の新型コロナワクチンについて」厚生労働省ホームページ

 

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