新型コロナウイルス感染症の新規感染者は、横浜市においても依然として高い水準で推移しています。
そこで横浜市は2021年9月17日(金)、新しい対策として、ワクチン接種の加速化をはじめ、自宅療養者への支援、病床の更なる確保など医療提供体制の拡充を進める「新型コロナウイルス感染症対策加速化プラン」を発表しました。
以下、このプランの詳細についてまとめました。
「新型コロナウィルス感染症対策の加速化プラン」について
【ワクチン接種】10月末までに希望者全員のワクチン接種達成を目指す
接種の加速
- 12 歳~64 歳の接種計画の見直し
9月以降、国からワクチンの供給量が増加することが示され、医療機関の希望に応じた量のワクチンを配分できる見通しとなりましたので、今後、12歳~64歳の接種のスピードアップを図ります。 - 16 歳~39 歳向けの「横浜市若者向けワクチン接種センター」の開設
新たに若い世代向けに、交通アクセスがよく、駅から便利な場所に「横浜市若者向けワクチン接種センター」を開設します。また、金曜日については、23 時まで時間を延長し、接種向上に繋げます。 - 深夜・早朝接種の実施
多様なライフスタイルに合わせて接種できるよう、新たに週末に深夜から早朝までの接種を実施します。
デジタルを活⽤した若い世代への接種勧奨
- 予約の簡便化(LINEを活用)
予約を取りやすくするため、横浜市 LINE 公式アカウントからワクチン接種の予約を開始しました。 - デジタルツールによる接種促進プロモーション
主に若い世代をターゲットとして、接種促進プロモーションを実施します。
・ウェブや SNS などを活用した広告展開
・デジタルサイネージによる横浜駅等での屋外広告や交通広告の展開
【医療提供体制】自宅療養者を必要な医療に確実につなげる
⾃宅療養者への⽀援
- 抗体カクテル療法の本格実施
抗体カクテル療法専用の病床を設置することができる市内医療機関と、横浜市が協定を締結し、ハイリスクの軽症患者に抗体カクテル療法を実施します。 - ステロイド投薬療法の本格実施
自宅療養者に対して電話による診察を実施し、必要な方にステロイド剤を処方・自宅へ配送することで、自宅療養者の重症化を予防していきます。
医療体制の強化
- コロナ陽性患者用病床の拡充
554床→685床 - コロナ専門病院の開院準備
「コロナ専門病院」の11月中の開院を目指して検討を進めます。 - 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの開催
今後の新型コロナウイルス感染症対策を検討するため横浜の地域医療を良く知る医療関係者を中心に、10名程度から幅広く意見を聴取するアドバイザリーボードを開催します。
【可視化・データ活用】コロナに関するデータを分かりやすくオープンに
自宅療養者数や Y-CERT による入院・転院調整数など、これまで示していないデータも含め、分かりやすく公表します。
【経済との両立】長期化するコロナ禍の中で、経済との両立を図るための準備
より安心して外食・イベントを行うための感染防止対策のモデルケースなど実証事業を検討します。
横浜市記者発表資料
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