2020年5月20日、神奈川県は、緊急事態宣言が解除された後の県の対応について、「神奈川ビジョン」とした独自の取り組みを発表しました。
「神奈川ビジョン」は、解除された後に県内で新型コロナウイルスの感染者が増加した場合、改めて外出自粛などを呼び掛けるための基準を示したものです。
以下、「神奈川ビジョン」についての発表内容です。
「神奈川ビジョン」について
神奈川ビジョンには、緊急事態宣言が解除された後に県内で新型コロナウイルスの感染者が増加した場合、改めて外出自粛などを呼び掛ける「警戒アラート」を発動する基準などが示されています。
具体的には、県内と東京の感染者数の増加率が4日連続で県の予想から大きく外れた場合や一日の新たな感染者数の1週間の平均が医療機関のクラスターなどを除いて10人を超えた場合などで、県内の感染状況などを総合的に判断するということです。
また、商業施設や飲食店などでの感染拡大のリスクを下げるため、無料通信アプリ「LINE」を使って店舗に掲示されたQRコードを読み取ると、その店舗で感染が判明した場合に濃厚接触の可能性を知らせるシステムを導入するということです。
休業要請の緩和の基準などについては今後、改めて発表するとしています。
引用:テレ朝newsより
ポイントを要約すると、
- 下記に該当する場合、改めて外出自粛などを呼び掛ける
- 県内と東京の感染者数の増加率が4日連続で大きく越えた場合
- 1週間の感染者数の1日平均が10人を超えた場合(医療機関のクラスターを除く)
- また「LINE」を使った濃厚接触の通知システムを導入予定
東京都では、緊急事態宣言の解除に向けて段階的に休業要請を緩和していく方針ですが、再び感染状況が指標を超える場合は、「東京アラート」を出し、警戒を呼びかけるとしています。
神奈川県もこれに連携した形で「警戒アラート」を発動していくものと思われます。
神奈川県の5月20日の感染者数は18人でしたが、ほとんどは病院でのクラスター感染によるもので、全体の傾向としては収束に向かっているようです。
それらの状況も踏まえた上で、早急な宣言解除の検討を行ってもらいたいと思います。
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