横浜市から、みなとみらい21の新港地区とJR桜木町駅前を空中で結ぶロープウエイ整備計画の発表があったのは昨年12月。
2020年度末の開業を目指すというこの計画は、その後どこまで進んでいるのか、現在の工事の進捗状況と、工事の概要をもう一度調べてみました。
ロープウェイ計画とは?
桜木町駅前と新港ふ頭とを結ぶロープウェイ事業の実施に向けた協定を締結
~「まちを楽しむ多彩な交通」の実現に向けた取組が進展します~
横浜都心臨海部において、移動自体が楽しく感じられるような多彩な交通サービスの充実に向け、平成29 年度に公募を実施した「まちを楽しむ多彩な交通」の提案については、実現の可能性 を適切に見極めながら、順次具体的な検討を進めています。
このたび、「桜木町駅前と新港ふ頭とを結ぶロープウェイ」を提案頂いた泉陽興業株式会社と 事業実施協定を締結し、事業に着手することになりましたのでお知らせします。
引用:横浜市ホームページ
ロープウェイの名称は「ヨコハマ・エア・キャビン」
「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマ・エア・キャビン)」(仮称)は、桜木町駅前をスタートとして汽車道を沿うように進み、横浜ワールドポーターズの前までの約630メートルを空中で結ぶ計画です。
横浜市が2017(平成29)年に実施した「まちを楽しむ多彩な交通」という公募に寄せられた案を検討した結果、採用されたのが泉陽興業株式会社のロープウェイです。
泉陽興業株式会社は、よこはまコスモワールドや観覧車「コスモクロック21」を運営している会社。
国内外で観覧車や遊園地を経営する大阪の企業ですが、「長年お世話になっている横浜市に恩返しをしたい」との思いから公募への参加を決めたそうです。
計画にかかる費用(駅舎の設置・運営含む)は、よこはまコスモワールドを運営する大阪の泉陽興業株式会社が全額負担し、62億円の総工費やその後のランニングコストに市の税金が投入されることはないということです。
施設概要
- 施設名称:YOKOHAMA AIR CABIN(仮称)
- 事業者:泉陽興業株式会社
- 事業内容:延長約630mのロープウェイの整備運営
- 開業時期:2020 年度末(予定)
- 料金・営業時間:未定
- 施設内容
停留所:2カ所
支柱:5基(地上2基、海上3基)
最大高さ:およそ40m
輸送手段:8人乗りゴンドラ36 基
事業コンセプト
「街を楽しみながら移動できる交通サービス」
- 「新たな交通ネットワークの形成」
・新しい交通による利便性の向上
・新港ふ頭方面のアクセス機能の強化
・客船受入れ機能との連携 - 「まちを楽しむ新たな体験」
・港や街並みを見渡す新たな眺望の創出
・移動自体が楽しめる新しい高所観覧の実現
・特別な時間と空間を感じられる場の演出 - 「新たな景観と賑わいづくり」
・ダイナミックな都市景観の創出
・横浜の魅力を世界に発信
・周辺施設と連携した賑わい形成
竣工イメージ
現在の進捗状況
写真をクリックするとスライドショーになります。
現在はまだ支柱の基礎工事段階のようです。
コロナウィルスの影響で、工事も遅れているのでしょうか?
支柱が現れると、イメージもだいぶ湧いて来るかもしれませんね。
横浜市の記者発表資料
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