2020年7月14日、東名高速道路の綾瀬バスストップ付近に建設中の新しいインターチェンジの名称が「綾瀬スマートインターチェンジ(綾瀬スマートIC)」に正式決定しました。
「綾瀬スマートインターチェンジ」は、東名高速の横浜町田IC~海老名JCT間に設置される、ETC専用のインターチェンジです。
この「綾瀬スマートインターチェンジ」、2017年度末までの供用開始を目指して事業が開始されましたが、補償算定や工場等の移転先の選定等に時間がかかり、供用開始時期は2021年夏ごろに延期されています。
このインターチェンジができると、どんなメリットがあるのか調べて見ました。
「綾瀬スマートインターチェンジ」について
概要
東名高速道路の横浜町田インターチェンジと厚木インターチェンジは約15km離れており、この間に位置する綾瀬市などからは、両インターチェンジにアクセスしにくい状況にあります。
そのため、県民生活の利便性の向上や地域経済の活性化、さらには災害時の安全・安心の確保を図るとともに、既存インターチェンジ周辺の渋滞緩和を図るため、両インターチェンジ間の東名綾瀬バス停付近に、新たにスマートインターチェンジを設置します。
引用:神奈川県ホームページ
- 位置: 神奈川県綾瀬市小園地内
- 連結予定施設: 県道42号(藤沢座間厚木)
- 運用時間: 24時間
- 対応車種: ETC車載器を搭載した全車種
- 事業者:神奈川県、中日本高速道路株式会社、綾瀬市
※スマートインターチェンジとは、高速道路の本線上またはサービスエリア 、パーキングエリア、バスストップに設置されているETC専用のインターチェンジのことです。
位置
位置は、東名高速道路綾瀬バス停付近に設置され、県道42号線と連結します。
供用開始後のメリットは?
アクセス性の向上
当該ICの設置により期待される整備効果として、神奈川県は次の4つを挙げています。
- 広域アクセス性の向上
綾瀬市、座間市、大和市、藤沢市のアクセス性が向上する。 - 既存IC周辺の交通負荷の軽減
東名高速道路へのアクセスが分散することから、既存IC周辺の交通の負荷軽減が図られ、周辺の一般道路において、交通量の減少が予測される。 - 救命救急センターへの速達性の強化
綾瀬市から周辺医療機関へのアクセス時間が短縮される。
綾瀬市役所〜東海大医学部付属病院の所要時間は30分から15分へ。 - 企業活動の活性化
綾瀬市で事業を行うデメリット(アクセス性の悪さ)の払拭。
渋滞の回避
上記には具体的に挙げられていませんが、東名の渋滞起点「大和トンネル」の手前で降りられることも大きなメリットです。
「綾瀬スマートIC」が建設される横浜町田IC~海老名JCT間は、国土交通省が発表する「渋滞ワーストランキング」で毎年のようにワースト1位となるほどの渋滞路線。
「綾瀬バス停」から4kmほど東にある「大和トンネル」は、その渋滞の起点となるポイントとして有名です。
この綾瀬スマートICができれば、この渋滞区間中に一般道へ回避することが可能になります。
綾瀬スマートICに接続する県道42号線を利用すると、周辺の座間市、大和市、海老名市、藤沢市へのアクセスも向上し、県道42号線を南下すれば藤沢バイパス(藤沢IC付近)に接続していますので、鎌倉方面にも抜けることもできます。
関連リンク
工事進捗状況(2020年6月)
綾瀬スマートインターチェンジ ホームページ(綾瀬市)
-
神奈川県南足柄市に初の道の駅「足柄・金太郎のふるさと」オープン【6月26日10時】
南足柄市は、新型コロナウイルスのためオープンが延期になっていた道の駅「足柄・金太郎のふるさと」を、6月26日(金)10時に開業することを発表しました。 そこでオープンイベントの内容や所在地、近隣の情報 ...
続きを見る